[ゆっくり解説]アイヌの食事

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おかず!

アイヌという言葉にはアイヌ語で「人間」という意味があります。

そのアイヌの人達にとってとても重要な植物に「おおうばゆり」があります。
取った球根を加工して団子などにして食べることが出来るので(他にも色々な食べ方が出来る)、アイヌの人達にとってずっと貴重なエネルギー源となる食べ物でした。
このようにアイヌの人達は自然にある物を食べ物にする知恵を持ちその技術に優れていたという民族でした。

ちなみに、そのアイヌの人達が最も怖がったのが疫病でも戦争でもなく、飢饉でした。
なぜなら飢饉には決まりがあり、必ず大規模で起こるからです。
大規模で起こるとみんなで助けようがないのです。
疫病なら防げますし、戦争からは逃げればいいのですが、飢饉から生じる飢えは防ぎようがないものがあります。
その恐怖心もあり、絶対に飢えないようにするというのがアイヌの人達の信条であり生活スタイルでもありました。
そのような民族でしたので、怠け病というものを病的に嫌い、それが結婚の際の重要な決め手になりました(注、これはUP主の耳にかなり痛い話。なぜなら元々ニート気質の人間だから)。

電子書籍を普及させたいのでダウンロードしてもらえると嬉しいなーなんて。

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参考文献
 ・自然の恵み アイヌのごはん
 ・聞き書 アイヌの食事

どうしても動画では全てを伝え切れません。
もしこの動画を観て下さった方でアイヌの人達の食事に興味を持たれたという方は参考文献に載せている本をご覧になることをお勧めします。
2つとも優れた良書です。

まずは分厚くないというだけでなくたくさんの写真付きで分かりやすい「自然の恵み アイヌのごはん」から読まれることをお勧めします。
そして、そこから更にもっと知識を深めたいという方は「聞き書 アイヌの食事」を読んでみて下さい。
図書館に行けば置いてあるはずなので(少なくとも自分は2冊とも図書館で借りた)、無料で良質な知識を手に入れることが出来ますよ。

31 COMMENTS

U NA

あなたの動画があがってると嬉しくなる、見つけられて良かった。ほんとに興味深い

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ゆっくり歴史グルメ

あらあら、何よりもの褒め言葉です。
ありがとうございます!

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チョビチョビ

一概に食べ物がガンの原因とは言えないよねえ
医療が今ほど発達してないんだから
怪我で亡くなるケースも多かっただろうし。
つうかオーガニック出してくるあたり、まあ御察しというかなんつうか。

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ゆっくり歴史グルメ

確かに食べ物だけがガンの原因ではありませんが、食べ物こそが主要な原因ですよ。

その証拠に最近日本人で大腸ガンになる人が急増しているのですが、何でそうなるのかというと食品添加物は腸に溜まるからです。

それが溜まって発ガンします。
あるお医者さんの本を読んだのですが、それにはこのようなことが書いてありました。
「人工的に作られた物で体に良い物は何一つとしてない」

農薬や化学肥料、そして添加物は人工的な薬品です。

あと世界一ガンになりやすい民族が住むこの国で人間の他にガンになるのが増えている動物が2種類います。

何となくお分かりのようにペット化された犬と猫です。
人間と同じ添加物が入った物を食べるから発ガンするようになりました。

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arisa A

背景が震えてるように見える…

今や同じ日本人ではあるけど、あまりアイヌの人びとのことについて知る機会が無いですね。

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ゆっくり歴史グルメ

背景は写真を油絵化した物を使いました。
でも自分は動画を作っている間は震えているようには見えなかったですね。

アイヌの人達は文字を持たなかったが故に情報が少ないんです。
ですが、貴重な精神文化を持っているのでそれは今の日本人は知っておくべきだと思います。

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N1K4 _A

生食は寄生虫や菌がどうのこうのと、現代では規制が厳しいけれど、当時の人達は生命力が強いのか、はたまたその頃の獣や魚は安全だったのか。
面白いお話でした。

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ゆっくり歴史グルメ

本には書いてありませんでしたが、寄生虫は相応にいたはずですよ。

弥生時代の人達もよく魚を生で食べていたのですが、寄生虫がかなり多かったみたいですから。

ただ、多少不潔な方が、寄生虫はいた方が人間って免疫力は高まるらしいですね。
悪玉菌も生きるためには必要なんです。

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あぼぼです

アイヌといっても南部と北部では生活環境も違うから食事内容も全然ちがったらしいですね。粟・稗を作ってたのは南部の方だけでしかも基本お粥にしてたべる。米は交易で手に入るご馳走なので秋に生鮭とイクラなどを混ぜて作る粥は最高のご馳走だったらしい。

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ゆっくり歴史グルメ

仰るようにアイヌの人達の生活エリアは広いので、北海道の各地区、樺太などで食べる物や方言などはけっこう違ったみたいです。

お米は労働の対価として貰ったりしていたのですが、例えニオイのある広東米(とか言いつつもアメリカ産だったりしたらしい)でもすごくありがたがって食べていたみたいです。

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kie yama

こんばんは!
今日の動画でのお話も凄く楽しく
深い内容をたくさんありがとうございました。
行者ニンニク、名前は知ってますが、
希少な山菜なので実際に見たことも口にした事もありませんが、ヒエと同じくスーパーフードなのですね。つくづく昔の方の食の知恵には
ありがたいなぁと思います。
鮭も神の魚だと言う事にも
改めて食のありがたさを思うばかりです。
肉の脂身はたしかに甘味を舌で感じとれますよね。
概要欄でのアイヌの方達のお話にも
感慨深いご説明を頂きありがとうございました。いつも楽しく学べる配信を頂きありがとうございます!

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ゆっくり歴史グルメ

こちらこそいつもどうもです!

アイヌの人達の食文化は調べていて本当に興味深かったです。
これは動画に出来て良かったです。

一度で良いから行者ニンニク食べてみたいですね。
アイヌの女の人で若い頃はニオイを気にして食べなかったという人がいるんです。
でも、大人になってから食べてみたらすごく美味しくて驚いたっていう話があるんです。

そういう話を知っているので、やっぱり味の方も気になってしまいますね。

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kie yama

@ゆっくり歴史グルメ 様
先生、いつも返信頂きありがとうございます!
行者ニンニクの味、知りたいですよね。
手に入りにくいほど食べたい意欲は
満々になっております。笑
また先生の動画配信でたくさん食べ物の
勉強をさせて頂きたいです。
いつもありがとうございます。
話が変わりますが、先生の電子書籍を新たに
ダウンロードさせて頂きました。
ゆっくりですが楽しく拝読させて頂きます。

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ゆっくり歴史グルメ

@kie yamaさん
電子書籍のダウンロードありがとうございます!

「ぼっちのご飯」ですかね?
あれには動画にしてない話も色々載ってるので、暇な時にでも読んでやって下さい。

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あぼぼです

無農薬で作った野菜にもアクの成分で自然に発がん性物質は生成されますよ。昔の人はガンになるまで生きられないことが多かったので死因にガンが少ないだけです。

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ゆっくり歴史グルメ

いや、そんなこと言ったら発ガン性物質一切取っていなくても(これは現代人ではまずありえないですが)遺伝的な理由でガンになる人はいますよ。

これは野生の動物を見ても分かることです。

それ以外にも煙草を一切吸わなくったってミネラル不足で肺ガンになる人はなります。

自分はアイヌの人の食生活を通して化学物質とガンの相関関係を言いたかっただけです。

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ゆっくり歴史グルメ

@あぼぼですさん
ん? 特に乱暴な文とは思いませんでしたよ。
自分はマウントを取りたかったわけではなく、化学物質の危険性を知ってもらいたかったから言ってみただけなんです。

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あぼぼです

@ゆっくり歴史グルメ うぷ主様の意見はよくわかりました。こちらも真っ向から否定してると受け取れるような乱暴な文となってしまい。申し訳ありません。

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2sk241

2:26 アイヌの死因にガンはほとんど無かったってのは本当ですか? ガンという診断ができなかっただけではないですか?
昔の日本でも老衰で片付けられていた死因について現代医学の目で調べなおしてみるとガンと疑われるものが多数あるとか言われてますが・・・。

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ゆっくり歴史グルメ

アイヌの血を引く人で乳ガンになった女の人がいました。

その人はガンになったことにもショックを受けるのですが、それだけでなく今まで祖先はほとんどガンにならなかったのに自分がガンになってしまったということでもショックを受けたみたいです。

事故死などを除けば、眠るように死んでいった人達が多かったとそういうことでした。

ガンの死因が0でないのは当然ですが(野生の動物でも数百匹いれば数匹はガンになる)、やはり今よりは絶対的に少なかったはずです。

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あぼぼです

徳川家康、丹羽長秀とかも胃がんと言われてますね。オーガニックを食べていればガンにならないというのは・・・・・栄養学の観点でも疑問ですよ。

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土方竜

まぁガンの場合、食生活のみならず生活習慣・遺伝的要因など発症の要因は様々ですから一概には言えないですけどね(だからこそ現代でも治療が難しい病気でもあるのですが)。
ただ乳ガンに関しては遺伝的要因もいくつかあるので確証はできないですが、恐らく混血が進んだ事も原因の一つではないでしょうか。

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あまのノロイ

熱帯原産の米を温帯で生産するようになる辺りで日本人も相当オカシイ。
しかしアイヌ民族をも虜にする米の魔力はついに亜寒帯の北海道でブランド米を育てるに到った。

まぁ、これにしても生食は栄養面ともかく、衛生的にはお勧めは出来ないのでそこはまぁ、一長一短だね。

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ゆっくり歴史グルメ

自分も食べ物を生で食べるのは好きじゃないというかちょっと無理ですね(笑)。

自分が好きな作家の司馬遼太郎さんもそうだったみたいなのですが、どうしても生臭い物が好きになれないんですよ。
特にイクラを食べることが出来ません。

今は栄養はもう万遍なく取れるので、出来るなら熱を通した方が良いでしょうね。

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ゆっくり歴史グルメ

ありがとうございます!
実は一番勉強になったのはこの動画を作るためにアイヌの人達の食事の本を読んだ自分なんですけどね(笑)。

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一文字屋広宣

カルチャーショックですか? 和え物とか叩きとか煮物を見る限りでは、素朴で質素な『日本の郷土料理』にしか思えないんですが…。
「サヨ」にしても湯漬け(お茶漬け)やお粥(おじや)に似てますし、「シト」はお月見の団子にしか見えません。サーモン(鮭)は今でも『回転寿司の人気ナンバー1』で、肉の生食にはユッケブー厶がありました。濁り酒も『甘酒』として生き残っています。特に、白飯に飛び付く辺りには『同族意識』を強く感じます。
加えて、戦国時代の籠城戦では軍馬が簡単に食われているので、地方の庶民がこっそりと肉食を嗜んでいたのは明らかです。木の実に関する食文化の違い(日本食の著名な『木実料理』は栗金団しかありません)や『犬食』などの差異はありますし、最近ではアイヌは「外国人」と言う指摘もありますが、やはりアイヌ文化は『北方縄文文化』な気がします。

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ゆっくり歴史グルメ

アイヌの人達は縄文文化の正当な後継者と言っても問題ないですよ。

争いを嫌う、部族社会で統一政権を作らなかった、丸木舟を使う、食べ物を分け合う、食生活が狩猟・漁労・採集に負うところが大きい、アニミズム的価値観を持って生きている、などがその証拠になると思います。

ちなみに、カルチャーショックというのは鮭の目玉を食べたり(実は他にも色々な生き物の目玉を取って食べていた)、心臓の刺身(しかも血付き)を食べていたとかそういうのです。

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土方竜

以前「メタルギアソリッド」の影響でアラスカのイヌイット(エスキモー)やネイティブアメリカンの事を少し調べた事があるのですが、ビックリするくらいアイヌ民族に似ているんですね。バルカン・レイブンの「アラスカインディアンは日本人に近い。祖先が同じだとも言われている」というセリフにも納得です(ちなみに同じモンゴロイド系の人種のため赤ちゃんの頃は蒙古斑もあるらしいです)。
勉強になりました😄

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ゆっくり歴史グルメ

インディアン・インディオの人達も蒙古斑あるみたいですね。
それだけでなく蒙古皺もあるみたいです。

海が凍っている時に北アジアからベーリング海峡を渡って行った人達なので(あとで氷が溶けて戻れなくなる)、同じアジア系ということで共通点があるみたいです。

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