馬韓54国の名前で考える奴国と邪馬台国傍国の謎

おかず!

グーグルアースを使って邪馬台国や倭の五王、諏訪の縄文、日本神話などを探求していきます。弁韓の楽奴国とは?奈良とはもともと奴楽ではなかったのだろうか?

兄弟チャンネル 世界文学を5分で語る

1 COMMENT

Mire Mired

「奴」→「魚」→「漁場」説は、とても面白いと想います。一票入れさせて貰います。今後古荘説として活用させて貰います。海人族文化を無視しては古代は半分も語れないとの立場ですので。

 只、発音については「古代朝鮮語」自体が何も残っていませんから、漢字の表音部での類推(と言っても大陸では複数在り確定不能かと)と、少なくとも飛鳥期以降に万葉仮名から発音候補がいくつか拾える日本語から、学術的な推定を試みるしか無いのではないでしょうか。確かに「訓民正音」は当時の朝鮮王朝初期の半島での発音と漢字の符号が可能な文字として誕生しましたが、宗主国支配の視点から打捨てられ、その後の使用例が余り残っていません。中華を唯一の権威として疑わない「小中華」で在ることに誇りを持ち、それを根拠に域内に排他的支配を行なった世襲両班の言葉と発音の変遷すら解析不能なのではないでしょうか? 短い朝鮮期そうなのです。学術的根拠を統一新羅成立による排他的支配確立以前の発音に半島の発音推定を求めるのは無理が在るとは想います。今のハングルは、日本の国語審議会が審議後、朝鮮総督府が裁定後の結果、半島の国語教科書に採用された、当時の「京城語」を基準に符号を見直し、規格し直した「発音記号」を、戦後、その規格変更時に退けられていたものに彼等が部分切替えしたものなのです。今の韓国人は訓民正音の古文はもう基本的には読めません。小倉進平と言う方が、方言も含め研究された様ですから、その研究資料と今の方言との照合をかければ、ある程度、多分、朝鮮期迄なら、発音の推定候補は定まるとは想いますが、半島の都の発音は宗主国の変遷に合わせ変異し続けています。古い発音は方言に痕跡を求めるしかないのです。今となっては難しいのではないでしょうか?
 日本語の発音も都の文献からのみ推定されますが、方言の発音は脳内の分類なのでそんなに置き換われません。人的流動性が日本には在りませんでしたから。都市部を除き地域別に親戚かと思う程に似た顔って多いですよね。津津浦浦で人種的にも混ざりは少ない集合体が日本人の正体なのです。証拠は在りませんが、この頃の発音は博多弁或いは周辺の発音を拾った方が当たる確率は高いのかもしれませんよ。「原」を「ばる」と読む地名、天智天皇が一時姓と決めた「ハル」、その拝命を受けたとする「藤原」の「ワラ」文字化すると別れていきますが、これもバ、ハの濁音発音の区分がつかない方言感の脳内変換や、前音変調の影響で変わったものかもしれません。昨年他界した母から、「半島出身者」が「ボロはありませんか」とよく訪ねてきていたと聞きました。P音とB音の区分が付かなかった様です。博多弁で「頂戴」を「ちょうらい」と発音する友達も居ました。「かろのうろんや」は昔の博多では当り前の発音でした。無論博多は謝国明等後期倭寇の親玉の本拠地でもありましたから、発音の変遷には後天的な影響が他地域より多く、総てが語れる筈は在りませんけどね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA